原英莉花“神の言葉”で復活 3連続バーディーで一気浮上 首位に4人並ぶ大混戦

 「女子ゴルフ・ほけんの窓口レディース・第2日」(15日、福岡CC和白C=パー72)

 雷雲接近で中断し、天候回復が見込まれないため、サスペンデッドとなった。全選手が競技を完了できず、大会は36ホールに短縮される。3打差7位から出た原英莉花(22)=日本通運=が、出だしから3連続バーディーで通算6アンダーまで伸ばした。中断時点で浅井咲希、スタートできなかった最終組の有村智恵、吉田優利とともにトップに並んだ。

 雨中の悪条件で輝きを取り戻した。スタートから3連続のバーディーラッシュで一気に浮上。4番パー5の第3打地点で中断となった原英は「出だしからバーディーが取れて、いいリズムで3ホールを終えられた」と納得の表情を見せた。

 国内メジャー3連覇を狙った前週のワールド・サロンパス・カップはショットに悩み、54位に終わった。9日の最終ラウンド後、そのまま師匠の尾崎将司のもとへ駆け込んだ。次は優勝報告と決めていたが「このままでは優勝争いもできないぐらいにへこんでいた。神頼み的な感じで」とジャンボ邸訪問を自ら解禁した。

 草取り作業をしていた師には笑顔で迎えられた。カット軌道になっていたスイングのチェックを受け、修正ポイントと練習方法も教わった。「先週よりは、かなりいいかなと思います」と早速、ジャンボ効果が表れている。

 中断時点で6アンダーの4人が首位に並ぶ大混戦。残り15ホールの短期決戦となるが「勝負どころを早まって見誤らないようにしたい。熱くなり過ぎず、リズムを保ってプレーすることが一番の近道」と自らに言い聞かせる。“神の言葉”でよみがえった原英が、冷静に2021年初勝利へ突き進む。

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