古江彩佳 通算9アンダーで単独トップ浮上 地元で2週連続Vへ「声援に応えたい」

 「女子ゴルフ・延田グループ・マスターズGCレディース・第3日」(23日、マスターズGC=パー72)

 2週連続優勝が懸かる、地元の兵庫県神戸市出身の古江彩佳(21)=富士通=が11位から出て2度の2連続を含む5バーディー、ノーボギーの67をマークし、通算9アンダーで単独トップに躍り出た。1打差の2位に菊地絵理香と勝みなみが並び、さらに1打差の4位に西郷真央とユン・チェヨン(韓国)が続いている。

 強風の中でも持ち味の高精度のショットは狂わなかった。フェアウエーキープ率は100%、パーオンを逃したホールも一つだけ。五つのバーディーを重ね、この日唯一の60台をたたき出した古江は「うまく集中できて、チャンスについたところでしっかり取れた。難しい中、ノーボギーで上がれたのはすごく良かった」と満面の笑みを浮かべた。

 1番パー5は第3打を50センチ、2番パー4も第2打を2メートルにつけて連続バーディー発進。後半インはパーが続いたが、狙いにいった15番パー5から2連続バーディーで、引き連れていた大勢の地元ギャラリーを喜ばせた。

 ツアー5勝は全て9月以降に挙げている。「集中力が春先と比べると良くなっている。春先は試合勘がない状態から入っているので、うまく集中力や自信を持てていなかった」と秋にめっぽう強い要因を自己分析する。

 昨年11月に続き、2週連続優勝のチャンスだ。「私らしく集中して楽しむことができれば、結果につながってくれると思う。2週連続はあまり意識しないでやりたい」とあくまで自然体を強調する。

 一方で地元Vへの思いは強い。「本当にすごく拍手をもらえることがうれしい。声援に応えたい」と力を込める。神戸市内の自宅から通う今週は連日、母・ひとみさんの手料理でパワーを充電。初めて地元ファンの目の前で勝利を飾る態勢は整っている。

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