石川遼 涙の謝罪 隔離期間中にラウンド、飲食「一人の国民として認識が甘かった」

 男子ゴルフで海外から帰国後の新型コロナウイルス自主隔離期間中に、隔離先で部外者を交えてゴルフのラウンドや飲食をしていたとして出場停止処分を受けた石川遼(30)=CASIO=が24日、高知県芸西村のKochi黒潮CCで記者会見した。経緯を説明するとともに「一人の国民として認識が甘かった。申し訳ない行動をとった」と涙ながらに謝罪した。

 黒系のスーツとネクタイで現れた石川は「応援してくださる方、選手会の皆さまなどに多大なご迷惑をおかけしたことを心よりおわびします」と謝罪した。約45分間、立ったままマイクを握って質疑に応じ、少し涙ぐみながら「本当に自分はばかだなと思う。(自身の行動が)男子ゴルフのイメージとつなげられて考えられるとしたら、自分の責任は大きい」と猛省した。

 問題発覚後、公の場に姿を現したのは初めて。所属先のカシオ計算機が主催するカシオワールド・オープンが25日に開幕するのを前に、自ら会見の設定を申し入れたという。

 石川は10月下旬に米国遠征から帰国。千葉県内のゴルフ場で14日間の自主隔離に入ったが、禁止されている部外者を交えた行動をとっていたことが発覚。日本ゴルフツアー機構(JGTO)と選手会の副会長職を辞任し、JGTOは11月15日から1カ月間の出場停止処分を下した。

 遠征に同行したコーチとの隔離生活だったが「(部外者の)ゴルフ場の方が1名同伴したのは良くないことだという認識はあった。ルールに反するが、自分を厳しくできなかった。甘い判断だった」。隔離生活は初めてではなかったが「自分のいいようにとらえてしまった」とした。

 現在は自宅で生活し「自分がずるをした結果を受け止めて反省して過ごしている」。練習はしておらず、年内の試合出場はない。今後については「一番はゴルフでお見せするしかない。チャンスをいただけるなら頑張りたい」と話した。

 カシオ計算機はこの日、今後も所属契約を継続すると発表した。

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