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松山英樹 逆転でアジア勢最多タイ米ツアー8勝目 青木功以来日本人39年ぶり大会V

 「米男子ゴルフ・ソニー・オープン・最終日」(16日、ワイアラエCC=パー70)

 松山英樹(29)=LEXUS=が1983年の青木功以来、日本人として39年ぶりに大会を制した。通算8勝目で、アジア勢最多の崔京周(韓国)に並んだ。最終18番のバーディーで通算23アンダーとし、首位のラッセル・ヘンリー(米国)とのプレーオフに突入。1ホール目でイーグルを奪い、昨年10月以来3カ月ぶり、今季2勝目を決めた。小平智は通算15アンダーで12位、世界アマランク1位の中島啓太(日体大3年)は通算10アンダーの41位だった。

 18番で劇的なイーグルを決めた青木が日本人として初めて米ツアーに風穴を開けてから39年。同じ場所で松山もイーグルを奪い、歴史を上書きした。「青木さんが勝った所で、また僕が勝ててうれしい」。こみ上げるうれしさに浸りながら、相好を崩した。

 前半を終えR・ヘンリーに5打差をつけられていた。だが後半、10番で2メートルのバーディーパットが入って4打差に。早藤将太キャディーは「このとき(松山)プロが『よし!』とつぶやいた。顔が変わった」と明かす。

 11番は3・5メートルを決め、R・ヘンリーがバンカーに入れてボギーにしたため2打差に。エンジン全開の松山はその後も攻め続けた。15番は気合で5メートルを沈めた。正規の18番でも2オンに成功し、72ホール目で首位に並んだ。

 勝負は再び18番へ。約25分前は第1打でドライバーを握ったが、プレーオフでは先に打ったR・ヘンリーがバンカーに入れたのを見て、5番ウッドに変更。フェアウエーキープを優先させた。

 2打目は残り277ヤード。3番ウッドで打った直後、逆光で打球の行方を見失ったが、ボールはフェードの軌道を描き、ピンの5メートル手前にズドンと落ちて80センチにピタリだ。

 松山は昨年10月のZOZOチャンピオンシップでも、最終ホールで第2打を3メートルにつけるイーグルで優勝を決めた。パー5の2打目をピンに絡めるショットがゴルフの常道であることを示した。

 「ショットはだいぶ仕上がってきた。今夜はたくさんお酒を飲みます」。それでも松山は反省を忘れない。「パッティングは全然ダメだった。もっと修正しないと…」。ツアー8勝目は大きな目標への予行演習。ほんの少しの休息で充電し、4月のマスターズ連覇に向け再発進する。

 ◆青木功の劇的逆転イーグル(1983年2月13日、米ハワイ州ホノルル、ワイアラエCC、6881ヤード=パー72) ハワイアン・オープン(現ソニー・オープン)最終日を首位で迎えた青木は最終組からスタート。1組前のジャック・レナー(米国)が19アンダーで先にホールアウトした。1打差を追う青木は18番パー5で1打目が右ラフ、2打目が左ラフへ。残り128ヤードの第3打をPWで放ったボールはグリーン上でワンバウンドしてカップイン。劇的な逆転イーグルで20アンダーとし、日本人初の米男子ツアー制覇を果たした。

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