ホールインワン達成の時松隆光が7アンダー首位で最終日へ「プロで初めて」17番ダボは「浮かれてた」
「男子ゴルフ・ダイヤモンド・カップ・第3日」(14日、大洗GC=パー70)
首位と5打差7位から出た時松隆光が1イーグル、4バーディー、1ダブルボギーの66でスコアを四つ伸ばし、通算7アンダーで首位に並んだ。
イーグルは4番パー3でのホールインワン。160ヤードを8番アイアンで狙ったボールはピン手前1メートルに落ち、そのままカップに吸い込まれた。
「寄っているだろうな、とティーを拾っていたら入っていた」とその“瞬間”は見逃したが、グリーン周辺を囲んだギャラリーが大歓声。「プロでは初めて。プライベートではやっているが、試合は格別ですね」と両手を上げて応えた。
時松はその後、4バーディーを奪い、9アンダーまで伸ばして一時は単独トップに立った。だが、17番パー4で「詰めの甘さが出ました」とダブルボギー。第1打が左の木に当たって飛ばず、セミラフから右から左に曲げるつもりでグリーンを狙った3番ユーティリティーの第2打が曲がらず、そのまま右の林へ。結局4オン、2パットで6打を要し「慢心が出た。ホールインワンで浮かれてました」と反省した。
ホールインワンの副賞30万円はゲットしたが、最後の余計な2打は返ってこない。「ゴルフはお金で打数は買えないので」と気持ちを切り替え、首位タイで迎える最終日に2018年以来の通算4勝目を目指す。
通算7アンダーの首位はほかに、桂川有人、大西魁斗、ベン・キャンベル(ニュージーランド)。1打差5位に今平周吾と稲森佑貴がつけた。アマチュアの中島啓太(日体大4年)は2アンダーで11位、石川遼はイーブンパーで19位。