神戸の寄席・喜楽館で「蔵開きウィーク」開催 笑福亭松喬「まったく飲めません」

 落語家の笑福亭松喬(59)、桂団朝(53)、林家染雀(53)が25日、兵庫県神戸市の寄席・喜楽館で、来年1月18日から24日まで開催する「蔵開きウィーク Supported by福寿」の制作発表会見を行った。

 今年10月に収穫された新米が新酒になって出回る「蔵開き」の時期に、喜楽館の昼席で毎日酒にちなんだ落語を一席公演。来場者には、酒造メーカー・神戸酒心館の「福寿」を瓶入りでプレゼントする。

 コロナ禍で、蔵開きイベントが中止に。日本随一の酒どころ・灘五郷の酒蔵を応援しようと、落語で少しでも蔵開きの新酒気分を味わってもらおうと企画された。酒豪ぞろいの落語家が集結…と思いきや、会見に出席した3人の落語家は下戸、もしくは禁酒中であることを明かした。

 酒が一滴も飲めないという松喬だが「まったく飲めません。酒のネタは、飲まない人の方がうまい」と自負。「禁酒関所」や「親子酒」などの演目を披露する予定だ。あまり飲まないという染雀も「お酒のネタもあまりやらないが、酔い足という踊りで酔っぱらった動きをやらせてもらうかも」と予告した。

 禁酒中の団朝は「帰りにどっかで酒飲みたいなぁという1週間になれば。酒また始めようか…」と、自身の“解禁”も示唆。松喬は「酒のネタは、人間の機微を表す。酒の極意や、ウラ話を聞きに来ていただければ」と、絶品の噺(はなし)で観客を酔わせる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス