藤原紀香「稽古で泣いてしまって…」 うっとり純白ドレスで製作発表会見登壇
女優の藤原紀香(49)が23日、東京・明治座で行われた舞台「魔界転生」(5月4~28日、同劇場)製作発表会見に、上川隆也(55)、小池徹平(35)、浅野ゆう子(60)、松平健(67)、渡辺大(36)らと登場した。
山田風太郎の人気伝奇小説を「TRICK」「SPEC」シリーズなどを手掛けた堤幸彦氏が演出。『魔界転生』という死者再生の術によって、「島原の乱」の首領・天草四郎(小池)や宮本武蔵(渡辺)らが魔物としてよみがえり、剣豪の柳生十兵衛(上川)を中心とする武士たちが立ち向かう物語。18年10~12月に初演が行われた10万人動員の大人気舞台が、小池や藤原ら新キャストを加え、進化して帰ってくる。
天草四郎の姉・お品役を演じる藤原は、純白のドレス姿で登壇し「原作にはない役で、制作陣の思いあふれる役と聞いています。一回一回新鮮に心を込めてこのお役を務めさせていただこうと思います」と役にかける思いを語った。
再演からの参加に「早くお役を入れなきゃと焦っていた」と不安も。「(稽古の前に再演組だけで行った)プレ稽古で作品の流れというものをつかめました。今は初演組が入ってきて、いろんなことを学んでいます」と充実していることと明かした。
「上川さん率いるカンパニーはとても明るくて、稽古で他の方の演技を見てると泣いてしまって…松平さん、上川さんのアクションを歓声を上げながら見て、一人一人の人間ドラマに泣いてしまって…」とストーリーや演技の素晴らしさを熱弁した。
地方公演は4月7~11日、愛知・刈谷市総合文化センター。同16~28日、福岡・博多座。6月2~10日、大阪・新歌舞伎座。