藤井聡太二冠“鬼のすみか”B級1組白星発進「気を引き締めて」師匠も絶賛
将棋の藤井聡太二冠(王位・棋聖=18)が13日、東京・将棋会館で指された第80期順位戦B級1組で三浦弘行九段(47)を109手で破った。今期から昇級した“鬼のすみか”とも呼ばれるB級1組初戦を白星で飾った。0時26分終局の大熱戦となった。
藤井二冠の先手で、戦型は横歩取り。昨季までA級棋士だった三浦九段は、研究通りとでもいうように序盤はパタパタと手が進んだ。繊細な将棋が続き、じわりと優勢を築かれるも、粘り強く攻めをしのぎ、最後は攻め合いで逆転した。
藤井二冠は長時間の熱戦を終え「本局も苦しい時間が長かったと思いますし、B級1組で今後もより厳しい相手が続くと思うので、気を引き締めていかないとなと思っています」と意気込んだ。
これで順位戦での連勝を22連勝とし、単独2位に躍り出たが「記録は全く意識していないことなので、また次の一局に新たな気持ちで臨めればなと思います」と話した。順位戦連勝トップは森内俊之九段の26連勝。
ABEMAで終局まで見届けた師匠の杉本昌隆八段(52)は「すごい将棋だった。藤井二冠も絶体絶命の所からよくひっくり返しましたね。強かったですね」と舌を巻き、同じく解説を務めた遠山雄亮六段(41)はツイッターで「順位戦らしい熱戦でした」と称賛した。
B級1組は13人の総当たり戦で、上位2人が来季A級へ昇格する。次局は6月3日、昨季までA級棋士だった稲葉陽八段(32)と対局する。
