大友克洋氏「AKIRA」連載時に別作品のアニメを監督
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アニメーターの大友克洋氏(67)が28日、都内で行われたアニメ映画「迷宮物語」の公開記念イベントに登場した。1986年公開のオムニバスで一編の「工事中止命令」を監督しており、角川映画祭内で復刻上映されている。
制作当時は漫画「AKIRA」の隔週連載中で「1週間で『AKIRA』を描いて、もう1週間は自転車に乗って(アニメ制作会社の)マッドハウスに行ってました。ボウリング場の跡を会社にしていて、初めて行ったときは、ここはスラムじゃないかと思った」と笑わせた。
アニメ論となり、日米の違いに言及。「アメリカは細分化されているけど、日本は監督が1人で作っている。日本は特殊すぎるんじゃないですかね。演出家ってより、作家に近いところがある」と持論を語った。