16歳・池田優斗 勉強も芝居も「マジで負けたくない」インパクト残す役者になりたい
俳優・池田優斗(16)の成長が止まらない。4日に最終回を迎えたテレビ朝日系ドラマ「愛しい嘘~優しい闇~」では、林遣都(31)演じる“中野くん”こと、謎に包まれた中野幸の中学時代を好演。他にも数々の話題作に出演し、“ネクストブレーク俳優”との呼び声高い16歳を根底で支える負けず嫌いな性格や役者としての転機、役者業に対するストイックな姿勢に迫った。
「愛しい嘘-」で演じた中野は、人付き合いがうまくできずに周囲から一目置かれる難役。楽屋でも共演者との関わりを断って役作りに没頭したと明かし「林さんから『役に対する姿勢、考え方を尊敬してるよ』というお褒めの言葉をかけてくださって。その後の撮影も自信をもって演じることができました」と爽やかな笑顔で振り返った。
10歳で帝国劇場での「エリザベート」でミュージカル初出演。「(事務所の先輩の)城田(優)さんとのシーンもあって、プレッシャーがスゴかった。それでも、本番で歌った時に大勢の方から拍手をいただいて。演じること、表現することの楽しさを感じるようになりました」。この経験が役者としての転機となったという。
現在、高校では芸能コースに通いながらも、得意科目の日本史や世界史では一般コースの生徒を差し置いて学年1、2位を獲得するほどの勉強家。「勉強だけに限らずにやるからには、マジで負けたくないんです」と力を込める。芸能活動と勉学の二刀流。「お芝居でも緊張してる自分に勝って、いい演技ができた時の達成感がスゴい。なので、常に戦っているかもしれないです」と小さく笑った。
昨年、初登場を飾った雑誌「JUNON」では、編集部員イチオシに選出されるなど、ブレークは間近。「幅広いジャンルをマルチにこなして、この人といえば、こういう役だよねって分かるような、インパクトを残せる俳優さんになりたいです」と目を輝かせた。
◇池田優斗(いけだ・ゆうと)2005年6月25日生まれ、埼玉県出身。5歳の頃から本格的に芸能活動を開始。11年、ドラマW「深追い」でドラマデビュー。14年、映画「キカイダーREBOOT」で銀幕デビュー。その後、ドラマや映画、舞台等で活躍。主な出演作に、NHK大河ドラマ「西郷どん」、「麒麟がくる」、ドラマ「監察医 朝顔」、「青のSP-学校内警察・嶋田隆平-」、映画「at Home」、「糸」、「キャラクター」など。