歌手の氷川きよし（４４）が６日、東京・明治座で、座長舞台「氷川きよし特別公演」（７月４日まで）を行い、報道陣に向けて様子を公開した。色とりどりの衣装に身を包み、変幻自在の“Ｋｉｉｎａ”を観客へ見せつけた。

　明治座で７度目の座長公演で、３日に初日を迎えたばかり。芝居と歌の二部構成で、第一部では歌手を目指すコンビニ店員が１８世紀フランスにタイムスリップする物語。氷川は騎士や老婆など６人を見事に演じ分けた。

　関東甲信地方はこの日梅雨入りし、会場外も大雨。第二部では、悪天候を吹っ飛ばすかのように「箱根八里の半次郎」「きよしのズンドコ節」「限界突破×サバイバー」など演歌からポップスまでの全１４曲をエネルギッシュに歌い上げた。

　氷川は「ここがパワースポット」と座長公演に大喜び。ライブパートでも紋付き袴から燕尾服に次々変身し、「劇場に入ってからずっと着替えています。（デビューした）２２歳からそういう生活。そうじゃないと不安になっちゃう」と笑っていた。