タレントの明石家さんまが２日に放送されたＭＢＳラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演し、Ｒ－１グランプリ王者・お見送り芸人しんいちを路上で詰めたことを明かした。

　さんまは同番組の収録スタジオに車で入ろうとしていたタイミングで、しんいちの車とすれ違った。しんいちは慌てて車を降りて、その日が誕生日だったさんまのところに「おめでとうございます」とあいさつに来たという。

　テレビ出演する時には必ずＲ－１のトロフィーを持って登場するしんいちだが、さすがにこの時は手ぶらだった。さんまはいきなり「お前、Ｒ－１トロフィー、持ってないやないかい」とツッコんだ。「なんでや？」と続けて問い詰めるさんまに、しんいちは「いや、師匠、あの…すれ違って、車に置いてるんです。持ってます、いつも持ってるんです」とオロオロしてしまった。

　さんまはさらに「お前『電車に乗るときもいつもＲ－１トロフィー持って歩いてる』ってずっと言うてるやないかい」と追撃。路上でいきなり“お笑い怪獣”からの直撃を受けたしんいちは「師匠、時間ありますか？ぼく（トロフィーを）取ってきます」と完全に取り乱してしまったという。

　さんまは、しんいちのキャラを守るためには、トロフィーを待つべきだったとしつつ、時間もないのでスタジオに。自ら引き起こした“騒動”だったが「周りは『なにを騒いでいるんだろう』って思うてたやろな」と苦笑いだった。