麻路さき&稔幸 宝塚OGコンサート「とにかく仲良く」
元宝塚歌劇団トップスターの麻路さきと稔幸が20日、大阪市内で、宝塚OG11名が出演するコンサート「Dramatic City “夢”」(9月9~10日、東京建物 Brillia HALL。16~18日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)の会見を行った。
歌劇団とゆかりのあるシアター・ドラマシティの開場30周年を記念するコンサート。元星組トップスターの麻路と稔を中心に、宝塚OG11名が定番曲や懐かしの楽曲を披露する。
麻路はトップ就任前の同劇場公演「ライト&シャドウ」(1993年)や、トップ時代の「Action!」(1995年)の主題歌を歌唱予定。出演者の中で最上級生であることに「自分たちが作る雰囲気によってカンパニーが大きく変わってくると思うんです。とにかく仲良くやりたい」と意気込む。昨年12月に退団したばかりの元星組スター・愛月ひかるが出演するなど、キャスト同士の学年差は大きいが、「昔、私たちが星組時代にいろいろな意見を言ったり、こうしようとできた雰囲気を(作りたい)。その子たちが会話をできる空間を作ることが私たちの役目」と語った。
麻路の後に星組トップを務めた稔は「星(組)を継いでくれた北翔(海莉)さんともご一緒させていただくので、麻路さんから星につながっていた経緯もたどれるのかなと思います。時や学年を超えて、一つのカンパニーとしてどのようにまとまれるか楽しみにしています」とほほえんだ。稔はドラマシティ公演「聖夜物語」(1998年)の主題歌や「Love Insurance」(2000年)の挿入歌を歌うという。