旧統一教会 改革推進本部長に就任したテッシーこと勅使河原氏「過度な献金だった」
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は22日、都内の教団本部で記者会見し、教団の改革推進本部長に就任した勅使河原秀行氏は「私の考え」と前置きした上で、安倍晋三元首相について「個人的に大変尊敬しておりました」と語った。
1992~93年頃、合同結婚式がきっかけで、テッシーの愛称で有名になった勅使河原氏は「自由で開かれたアジア・太平洋構想というのは、歴史的に見ても、日本がその内容を打ち出してそしてアジアを指導したという点においても、まさに偉大な政治家であった」と安倍氏への思いを語り、「そういう点においては丁重に国をあげて葬儀をするということは、私は賛成です」と国葬を支持した。
安倍氏銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者(42)の家庭については「1億円以上の献金があった。過度な献金だった」と認めた。教団は献金や勧誘に関しコンプライアンスの徹底を図るため同本部を設置したと21日に公表。勅使河原氏は「献金が度を過ぎて、生活を害するようなものになってはいけない」として指導を進めると強調した。