尾上松也 3年ぶり新春浅草歌舞伎に「チーム浅草」で挑む 最年長でリーダーシップ発揮
歌舞伎俳優の尾上松也(37)がこのほど、都内で「新春浅草歌舞伎」(来年1月2~24日、東京・浅草公会堂)の製作発表記者会見に出席した。
毎年恒例となっている若手中心の公演だが、コロナ禍で3年ぶりの開催。「僕らにつないでいただいた先輩方のためにも、僕らの代でなくなってしまうことだけはないように。ようやく来年できるのがうれしい」と笑顔。リーダーシップを発揮している最年長の松也は、同公演を「チーム浅草という意識が強い」と団結心に胸を張った。
松也は、第2部「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」「連獅子」に出演。連獅子は、親獅子が仔獅子を谷底へと蹴落とし、自力で這い上がってきた子だけを育てる故事に基づく物語だ。親獅子2度目の松也は「僕を子として迎えてくれる親はいないだろう」と冗談めかしつつ、「まだ子はおりませんけど、親が子を思う気持ちをしっかり表現したい」と気合。初役で仔獅子を演じる中村莟玉(26)は「松也兄さんはいつもはリーダーでお兄さんだけど、親と慕って思いっきりぶつかりたい」と声を弾ませた。
同公演には、中村歌昇(33)、坂東巳之助(33)、坂東新悟(31)、中村種之助(29)、中村隼人(29)、中村橋之助(26)も出演する。
