河村花 “北川景子先生”に学ぶ日々 フジ月9「女神の教室」でおかっぱ頭の生徒役で存在感
フジテレビ系“月9”ドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」(月曜、後9・00)に出演する女優の河村花(21)が、独特なおかっぱ頭で存在感を発揮している。主演の北川景子(36)演じる法科大学院(ロースクール)の新米教員から指導を受ける主要な生徒役の1人だが、現場でも“北川先生”から学ぶ日々。話題の新鋭を直撃した。
この作品のために、こだわりのあった髪をばっさり20センチカットした。提案された当初は気持ちが揺れたが、今では正解だったと確信している。
自分の意志が弱く、親に言われるままに生きてきた天野向日葵役を演じるにあたって「切ったら、すごく納得しました。おかっぱで視界が閉ざされている感覚があって、自信がないのがわかりました」と外見から役作り。おかっぱ頭が名刺代わりとなっている。
ドラマの舞台は司法試験突破を目指す法科大学院。現場では事務所の先輩でもある“北川先生”から多くを学び、演技の学校にもなっているという。
「長セリフのときにすごく不安になるので、取り除く方法を北川さんに聞いたら『私も不安になるから、前もって、たくさん練習するしかないよ』って。すごい完璧なイメージがあったので、北川さんも同じ人間なんだ、闘っているんだって知ることができて、すごく響きました。不安はなくさなくてもいいんだって、そのことはすごく印象に残っています」
愛知県出身。幼少期から目立つのが好きで、小1から地元の合唱団に所属し、発表会でミュージカル「キャッツ」の猫を演じていた。中学3年生で憧れの女優・小松菜奈が所属する事務所のオーディションを受け、芸能界入り。たまたま名古屋に来ていた現在の事務所社長が初対面で何かを感じ取ったというエピソードを持つ秘蔵っ子だ。
一方、高校時代は「やる気満々」なのに役をつかめず「毎日、悔しかった」という、苦しい日々の記憶が原動力。卒業後に上京し、一歩ずつキャリアを積んできた。「今年は河村花という根を世間に張る一年にしたいです。引っこ抜けないくらいのやつを」。その先に花開くことを信じている。
◆河村花(かわむら・はな)2001年10月28日生まれ。愛知県出身。中3で事務所入りし、18年公開の映画「ニセコイ」で女優デビュー。主な出演作は、映画「胸が鳴るのは君のせい」(21年)、ZARDの坂井泉水役で主演したドラマ「ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち」(22年)など。身長165センチ。剣道二段。