北野武監督 ジャニーズ、宝塚…今は芸能界の転換期「闇の部分をどう取り除いていくのか興味ある」

 タレントのビートたけしこと、映画監督の北野武が15日、東京・日本外国特派員協会で最新作映画「首」(23日公開)の会見を行った。

 宝塚歌劇団の問題を受け、今の芸能界のあり方を問われると、「(芸能界は)ある時期から学校を作るようになって、生徒としてお金を払って芸を習う風潮が出てきた。宝塚みたいなのは相変わらず独立して、完全に自分の世界を守っている」と指摘した。

 今の芸能界を「パワハラは少しはあるけども前ほどはひどくはない。だけども相変わらず作法や礼儀にうるさく、(配役の)競争の中でのプレッシャーが残っている組織もある」とし、「今の日本はその入れ替え時。新しい形のエンターテインメントの世界ができつつある」と現在を転換期にあるとした。

 ジャニーズ問題で浮き彫りになった芸能界と報道メディアの関係については、「メディアと大手プロダクションとの癒着は、昔から目に余るものがあって、ひどいなぁと(思っていた)。日本の芸能界のダークな部分だと思う。自分はそういう世界で、よくぞ今までやってこれたなと安心感はあります。今までの日本の芸能の闇の部分を、どうやって取り除いていくのかは興味が非常にあります」と語った。

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