「ブギウギ」幻の名曲「大空の弟」完全再現 華丸も「あんなストレートな歌詞とは」【ネタバレ】
7日に放送されたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」では、スズ子(趣里)と茨田りつ子(菊地凛子)の合同リサイタルが開催される。ここでスズ子は、羽鳥(草彅剛)が戦死した六郎のために作った「大空の弟」を熱唱。この歌は19年に発見された楽譜のみが現存。ドラマ公式Xでは「できるだけ楽譜に忠実に再現を試みた」と説明している。
この日の「ブギウギ」では、茨田との合同リサイタルがついに開催。チケットは完売で、梅吉(柳葉敏郎)も、六郎の亀をかごに入れて会場にやってくる。
スズ子は、羽鳥が六郎を思って作った「大空の弟」を必死に歌い上げる。歌詞には「六郎」という言葉が何度も出てくる。歌い終わったスズ子は舞台の上で泣き崩れてしまう。羽鳥が後ろから「福来くん、しっかりしなさい」と静かに呼びかけると、スズ子の目には六郎の笑顔がはっきり見える。これで気持ちを立て直したスズ子は大ヒット曲「ラッパと娘」をノリノリで歌い上げる…。
この「大空の弟」は、実際にモデルとなった笠置シヅ子さんが歌った曲だが、ドラマ公式Xによると「『大空の歌』は当時の歌唱音源や映像が残っていません。そのため、幻の曲と言われていました」と説明。「現存するのは楽譜のみ。それも見つかったのは2019年のことでした。今回はできるだけ楽譜に忠実に再現を試みました」とある。
驚くべきはその歌詞。「憎い顔した敵軍ども」「○○隊にて」「いつも○○○部隊、○○方面、○○隊、○○○ばかりなり、○○○ではわからない」「これもひとえに弟のおかげと思い姉さんは遠い戦地を偲ぶごと、あつい感謝に泣けている」など、伏せ字で思い切り戦争を表現している。
「あさイチ」の朝ドラ受けでも、華丸が「あんなストレートな歌詞だとは思わなかった」と驚くほど。その後の圧巻の「ラッパと娘」に、大吉も「余計なお世話かもしれないけど今年の紅白は出られるでしょう。レコ大も決まりでしょう」と感激しきりだ。
ネットも「大空の弟、聞き入ってしまった…趣里さんスゴいよ」「大空の弟、ドラマオリジナルかと思った…涙で前が見えません」「大空の弟、言葉が出ない」「最近見つかった楽譜からよくここまで再現しててこちらも思わず涙した」など、感激の声が上がっていた。