「あなたに命の危険が迫っています!」強い口調で呼びかけるNHK 解説員が説明「なぜ緊急で呼びかけるのか」「日本海側はすぐに到達する」

 NHK放送センター
 石川県能登地方で強い地震が発生し、津波からの避難を呼びかけるテレビのニュース
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 1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方で震度7の地震があった。気象庁が発表し、石川県能登に5メートルの大津波警報が出たほか、新潟、富山、石川各県の沿岸部に津波警報を出した。大津波警報が出るのは、11年の東日本大震災以来。

 NHKではサッカー中継から緊急放送に切り替え、山内泉アナが緊急地震速報を伝えた。緊迫感が漂う中、声のトーンが変わり「津波警報です!すぐに逃げて下さい!いますぐためらわずに逃げて下さい。東日本大震災を思い出して下さい!」と強く呼びかけ続けた。さらに、「大津波警報が出ました!今すぐ逃げること!高いところに逃げること!」と伝えた。アナウンサーが変わっても、「あなたに命の危険が迫っています!逃げて下さい」と呼びかけ続けた。

 ネットでは危機迫る声に、「NHKのアナウンサー」がトレンド入りした。午後4時45分過ぎにはNHKの解説員が登場し、強く呼びかけている理由を説明。「先ほどから緊急の呼びかけが続いていて、なぜ、緊急によびかけるのかお感じになるかもしれませんが、災害を担当している私たちからすると、日本海側で地震が起きた場合、とにかくあっという間に津波がくるという大変恐ろしい共通性があります」と語った。

 1983年の日本海沖地震、1993年の奥尻島の例を挙げ、「このときには津波の高さが30メートルかけのぼりました」とした。さらに、「東日本大震災を思い出して下さい、とよびかけているんですが、今回の地震の場合は日本海沖なだけにすぐに到達してしまうという状態です。日本海側はすぐに到達するという危険性があります。とにかく沿岸から離れて下さい」と説明した。

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