大泉洋 ピアノ生演奏7回連続ミス「武道館には魔物がおる!」 予定時間を超過してワールド全開

 タレントの大泉洋(50)が2日、東京・日本武道館でライブ「生誕50周年記念!リサイタルツアーファイナル」を開催。5都市9ステージを、自身初となる武道館公演で締めくくった。昨年末の紅白歌合戦でも披露した「あの空に立つ塔のように」など全19曲を熱唱。「大泉ワールド全開」でファンを酔わせた。

 武道館を感動と笑いの渦に巻き込んだ。360度を見渡すステージに、赤いマントをまとった大泉がリフトアップされて登場すると、会場を埋め尽くした1万3000人のボルテージは急上昇。「おっぱじめようぜ!東京!」のかけ声を合図に、沢田研二の名曲「TOKIO」を熱唱してライブが幕を開けた。

 集大成の公演となった。生誕50周年の節目に、自身初となるコンサートでの全国ツアーを開催。ファイナルも含め全9ステージのチケットは即日完売で、約2万9000人が足を運んだ。さらに武道館公演のライブ・ビューイング、3日に実施されるディレイ・ビューイングを合わせて全公演総動員数は5万人超の見込み。昨年末の紅白歌合戦に歌唱者で初出場するなど「歌手・大泉洋」の存在感を見せつけた。

 ただ、もちろんそれで終わるわけがない。長尺のMCパートでは軽妙なトークを披露。公演前日に北海道から上京した母親が「独演会」と勘違いしていたという裏話も披露。また盟友・福山雅治の話題にも及ぶと、サプライズ登場を期待したファンがざわつくと「バカヤロー!何で俺より人気ある人を出すんだよ!」と叫んで会場をわかせた。

 「ハナ~僕とじいちゃんと」では、何とピアノの生演奏も初披露したが、7回連続ミスでやり直し。「武道館には魔物がおる!」と“涙声”状態に。何とか最後までこぎ着け「洋ちゃん頑張って」の声が飛ぶ会場は一体感に包まれた。歌あり笑いあり、アクシデントありの魅力が詰まったツアーファイナル。予定時間を超過して幕を閉じた。

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