岸田首相、国会炎上 二階氏に「50億円」なぜ聞かない?立憲議員「総理が火の玉になり二階さんに聞けないのか?」→首相が長い回答

 衆院予算委で答弁する岸田首相
 閣議に臨む岸田首相(中央)
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 9日の衆院予算委員会で、立憲民主党の渡辺創議員が、二階俊博元自民幹事長が在任中に受け取ったとされる約50億円の政策活動費に関して「一覧にするとなかなかの迫力」としてパネルを提示した。

 渡辺氏は岸田文雄首相(自民党総裁)に対し、「客観的にみて、年内に使いきれるような額かも含め二階さんに疑義がある。正規に使われたのか、まさかとは思うが個人的蓄財や選挙買収の原資になるようなことはなかったと確認しておくのが必要ではないか。確認されてはどうか」とただした。

 これに岸田首相は「政策活動費については党勢拡大をはじめ定められた目標のために使われている。その認識に変わりはありません。それについての確認しろということについては、内容を明らかにするのは、共通ルールであきらかにするべき」と述べた。

 渡辺氏は「二階さんから聞き取ってここで説明してくれといってるんじゃない。自民党総裁として、適切になされているのかを二階さんに聞くという作業をされたほうがよいのではないかといっている。それもできないのか。言葉は勇ましいが実態が伴っていない。岸田総理が火の玉になって二階幹事長に、きちんとなされていますねということを聞くことすらできないんですか」とただした。

 岸田首相は、「派閥の政治資金パーティー問題で不信を買ったことは反省し、お詫びする」「経緯は、実態把握につとめる」「あわせてさまざまな課題に指摘があり、政策活動費もそのひとつだと思う」「これについては従来ルールに基づいて行われているので、ルールを変えるというのであれば、各党、各会派が共通ルールを定めるということで議論すべきだと申し上げている」「それは議論すべき課題」との主旨で長い説明を行った。

 渡辺氏は「聞けないんですか?確認されてはどうですか?と言ってるだけ。残念な答弁なんでこれ以上やりません」と質問を変えた。

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