火野正平さん死去 75歳 「国盗り物語」「こころ旅」など 腰部骨折で体調崩し「自宅で家族に見守られ」
俳優の火野正平(ひの・しょうへい、本名・二瓶康一=にへい・こういち)さんが14日に亡くなったことが20日、分かった。75歳。所属事務所HPで発表した。
火野さんは13歳でフジテレビ系「少年探偵団」でデビュー。その後、ドラマの端役などを経て73年放送の大河ドラマ「国盗り物語」の羽柴秀吉役で人気を博した。その後も時代劇などで活躍した。
最近ではNHKBS「にっぽん縦断 こころ旅」で、自転車で全国各地を精力的にまわっていたが、4月に腰を痛め、夏に腰部を圧迫骨折。「こころ旅」秋の放送も代打の俳優たちでつなぎ、火野の復帰を待っていた矢先の訃報となった。
今年は大ヒット映画「ラストマイル」で、宅配便のドライバー役で存在感を発揮。スタジオジブリ「君たちはどう生きるか」にも声で出演していた。
プライベートでは、数々の女性と浮名を流し、当時のワイドショーで話題となることもしばしばだった。
【以下、事務所HP全文】
弊社所属俳優 火野正平が令和6年11月14日享年75にて逝去いたしました
4月より持病である腰痛の治療に励んでおりましたが 夏の腰部骨折を機に体調を崩し最期まで仕事復帰を願っておりましたが叶いませんでした
自宅で家族に見守られ穏やかな最期でした
生前のご厚誼に深く感謝するとともに 葬儀は家族葬にて済ませましたこと謹んでお知らせ申し上げます
長らくこのお仕事に携わり関係の皆様には大変お世話になりました 重ねて御礼申し上げます
応援してくださった皆様にも心から感謝申し上げます
この訃報にて 弊社とご家族からのお知らせとさせていただきどうか静かに見送らせてください