笠井信輔アナ、小倉さん亡くなる2日前に電話 医師から「もう頑張らなくていい」…最期を覚悟、感謝伝える

 元フジテレビの笠井信輔アナウンサーが10日、フジテレビ系「めざまし8」で、“師匠”でもある小倉智昭さんが亡くなる2日前の電話でのやり取りを明かした。

 この日は、小倉智昭さんが9日に亡くなったことを伝えた。小倉さんは16年に膀胱がんを公表して以降、がんと戦い続ける晩年だった。

 笠井アナは、「とくダネ!」で小倉さんと共演。フリーになった後も小倉さんと同じ事務所に所属し、“師”として小倉さんを慕っていた。

 笠井アナは小倉さんが亡くなる2日前に電話をしたといい「また入院されたと聞いて電話したところ、もう家に戻ってきたって話で、うん?と思って」と切り出し「小倉さんから『先生に頑張らなくていいですよ』『諦めたんだよね』って話をされまして、声がかれていて非常に弱々しかった」と、医師からの言葉も聞いたという。

 これで笠井アナは「これは最期は自宅でっていうことなんだろうと察しはついて。最後、放射線治療にも入っていて全身かゆくてたまらないと。右手か左手か水疱が出来てしまって(包帯を)巻いてるんだよって話をされていた」といい「この電話最後になるかもしれないと思って『ここまで頑張ってきましたよ』と。8年がんと向き合ってましたんでね。そしたら『うん』という感じだったんですけど、『私は小倉さんの一番弟子で本当にありがとうございました』と言ったら『僕の方こそ』と言ってくださいまして。それが最後のやりとりになって…」と思っていた感謝も伝えることができたという。

 「また電話しますね、よかったら行きますよと。そのまさか2日後にこういった連絡受けるとは…。覚悟はしてました」と気丈に話していた。

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