「全領域異常解決室」難解ラスト 呪符外れ→一瞬不気味に笑った人物に騒然 本物の神ヒルコ説 興玉「一番恐ろしい」が伏線だったか
藤原竜也主演のフジテレビドラマ「全領域異常解決室」最終回が18日に放送された。
八百万の神々と堕落した人間社会を抹殺しようと企て、謎の神ヒルコを名乗っていた黒幕は、人間。飛鳥時代の呪術者で、永遠の命を手に入れた役小角=内閣官房審議官直毘吉道(柿澤勇人)だった。
直毘が逮捕拘束され全てが解決したかに見えたが…ラストで直毘に傾倒して信者となっていた刑事二宮のの子(成海璃子)が病院から逃走。ベッドの上には神話でヒルコが乗せて流されたと伝わる小舟が藁で編まれていた。
二宮は事件終盤に直毘に呪符を貼られて操られていたが…呪符がはがれて支配から外れた時に、なぜか不気味な笑みを浮かべていた。逮捕後は藁を編みながら取りつかれたように「人間を甘やかしてきた神々へ、私からの警告だ。どうせすぐに人間は過ちを忘れる。腐った世界を根っこから変えない限り、第2第3のヒルコはまた生まれる」と語っていた。
第7話で、人間の善悪が判別できる興玉雅(藤原竜也)が二宮について「純然たる正義。あれほど濁りがないのは相当な覚悟があるということでしょう。善意でも悪意でもどちらかひとつに染まった時の人間が一番恐ろしい」と語っていたのが伏線だったか。
さまざまな解釈がある中、二宮が本物の神ヒルコで、直毘の修理固成に共鳴して、呪符で操られているふりをしていたとの見方が強まっている。