「北の国から」田中邦衛さん以外の5人の黒板五郎役候補 倉本聰氏が実名告白「誰が一番情けないか 文句なく邦衛さんだった」
脚本家の倉本聰氏が21日放送のTBS「人生最高レストラン」に出演。フジテレビドラマ「北の国から」で主演した田中邦衛さん以外の主人公、黒板五郎役の候補だった俳優を実名告白した。
「北の国から」の誕生経緯を聞かれ、当初は、「都会しか知らない子供たちが北海道の大自然に放り込まれたら、どんな反応をするだろうか」と純の目線で描くつもりだったという。
「だけど、そのうちに五郎さんの目線になっちゃった。最初は僕も若かったから純の目線だったんだけど、そのうち、だんだんといろんなことが分かってきて、五郎さんの目線になった」と明かした。
MCの加藤浩次から「なんで田中邦衛さんになったんですか?」と聞かれると「最初に、何人か候補がいたんです」と倉本氏は指を折り始めた。「高倉健さん、西田敏行、藤竜也、緒形拳、中村雅俊、で、田中邦衛さん」。
6人の五郎役候補の中から、田中さんを選んだ理由について「この中で、誰が一番情けないか、をみんなに手を上げさせたの。文句なく田中邦衛だった。本質的に情けない男の話なんだよね」と明かした。