ＭＢＳ「よんチャンＴＶ」が１６日、放送され、中居正広の女性トラブルについて特集した。

　中居側が今月９日に公式サイトで発表した声明の中に「なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました。」との一文があり、波紋を広げているが、エンターテインメントを主要な業務分野とする河西邦剛弁護士は、この声明について、「確実に中居さんの弁護士がチェックしている」とする。

　その上でこの文言を入れた理由について「まず、中居さんの強い意志があらわれている。もう一つは（声明を出した９日時点で）ＣＭの削除が続いている状態で、違約金の問題や金銭の解決に向けた話し合いの時に、自分自身は芸能活動を続けられる状態になっている、それでも（降板となれば）スポンサーやテレビ側の自主判断ですよね、という交渉材料になる可能性。弁護士サイドが今後、金銭交渉をしていく上で、この文言を入れて発表するのはありえる」と指摘した。

　一方で「今回、そもそも、違約金は発生しない可能性が高い」とも。「ですが、１年間１億（円）とか５千万円（の契約）なら、日割り計算して、計算するということはありえる」とし、一定レベルの金額を中居側が返金する可能性はあるという。「あくまで週刊誌ベース、その中でも、双方で解決すると言っている。中居さんは刑事事件になっていないし、今後、刑事事件になる見込みはなさそう。となると、各社の自主判断。違約金は発生しないが、お金は返しましょう、は（エンタメ）業界のルール」との見立てを示した。