米倉涼子「大好きだよ」西田敏行さんお別れの会で涙の弔辞「人間としても目指したい存在ナンバーワン」
昨年10月17日に76歳で急逝した俳優・西田敏行さんの「お別れの会」が18日、東京・芝の増上寺で開かれ、テレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズで共演した女優の米倉涼子(49)や、脚本家の三谷幸喜氏(63)ら関係者850人、一般の弔問客700人が参列した。弔辞を読み上げた米倉は「大好きだよ」と涙を流し、三谷氏は西田さんにまつわる仰天エピソードを披露。笑いあり涙ありのお別れの場で、天国の国民的名優をしのんだ。
優しくほほえむ西田さんの遺影を見上げた米倉は、震える声で「敏ちゃん」と呼びかけ、寂寥の思いを伝えた。
「まるでワープでもしたかのように逝ってしまったと知った時、心の準備もなく電車の中で大声をあげて泣いたことをはっきりと覚えています。体いっぱいで人生を謳歌(おうか)している敏ちゃんは、人間としても目指したい存在ナンバーワンなのです」
当初は「西田さん」と呼んでいた。年月を重ねるごとに飲み仲間、カラオケ仲間、相談相手と関係が深まるにつれて呼び方も「敏ちゃん」に変わり、「いつしか目標とする俳優に」なっていた。
米倉は「役者としての基礎のない私が、ずっと不安で探し求めているお芝居をする上での根本的なこと、敏ちゃんの背中が見せてくれた。惜しみない愛情がこもったたくさんのアドバイス、ありがとうです」と感謝。「悩みはまだまだとめどなく続きがありそうですけど、これが役者の面白いところ、だよね」とくだけた声色で続けた。
米倉を穏やかに見守った遺影は23年2月撮影。祭壇は故郷・福島の「磐梯山」をモチーフとし、「天鏡湖」とも呼ばれる「猪苗代湖」も表現。福島の県花「ネモトシャクナゲ」208本や桜の枝50本を用いたほか、菊、桃、梅、ダリア、ソリダコなど計4000本の花で彩られた。祭壇への入り口には「ドクターX」シリーズで演じた蛭間重勝のパネルや、「蛭間重勝の軌跡」と題した展示物などが飾られた。
5分半の涙の弔辞。米倉は最後に「天国からこれからもずっと日本のエンターテインメント界を見守ってください。気が向いたら私の体を使ってお芝居をしにきてくださいね」と語りかけ、「大好きだよ」と変わらぬ深い愛を伝えた。
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