石破総理が「第何条?」の執拗逆質問 田崎史郎氏、商品券土産「何が問題?の本音が出た」と推測
政治評論家の田崎史郎氏が14日、TBS系「ひるおび」で、石破茂総理が13日の夜に、自民党1期生議員に10万円の商品券を渡した問題に言及。記者会見で記者に「政治資金規制法の第何条のどの趣旨か」と執拗に逆質問したことに「本音の部分が出たんだと思う」との考えを述べた。
この日は石破総理が新人議員に懇親会で10万円の商品券を渡した問題を特集。石破総理は13日夜に会見を行い、議員たちの「家族を労う」という意味で「ポケットマネー」で用意したもので、寄付行為には当たらず法律には抵触しないと主張している。
その会見では、政治資金規制法に抵触するのではないか?と聞いた記者へ、「第何条のどの趣旨を仰っておられますか?」と逆質問。長い沈黙もあり、記者が「21条第2条」というも、さらに「そこのどの趣旨を?」と聞いていた。
このシーンについて、田崎氏は「総理が記者に質問して、何条に当たるんですか?と聞いているのは珍しい」とコメント。このようなやり取りになったのは「総理は当初は何が問題なんだ、こんなのを原稿にするのか?という思いが最初にあって、全然法律違反をしているわけじゃないという気持ちが強くて、本音の部分が記者とのやり取りで出たんだと思う」と述べていた。
政治資金規制法の21条第2条は、政治家の政治活動に関して寄付をしてはならないと定めており、政治家個人への金銭等の寄付を禁じている。