ＭＡＸ、ＤＡ　ＰＵＭＰ、島袋寛子、知念里奈らを輩出した沖縄アクターズスクールの出身者が一堂に会する「沖縄アクターズスクール完全復活祭」が１５日、東京・日本武道館で行われた。昨年６月に死去した同スクール創業者・マキノ正幸さんを追悼すべく、総勢１２組８０人が集結。天国の“校長”が教えてくれたスピリットを継承し、熱いステージを繰り広げた。

　同スクールは、２２年１０月に沖縄で「大復活祭」を開催。正幸氏の長女で振付師の牧野アンナの発案により、今回の「完全復活祭」が実現した。ＭＡＸ・ＮＡＮＡ（４８）は「武道館でやれることを感慨深く思う」と喜び、ＤＡ　ＰＵＭＰ・ＩＳＳＡ（４６）は「（正幸）校長はずっと見ていると思うので、いつも以上にやりたい」と気合。意気揚々と本番へ向かった。

　ステージでは、５月にデビュー３０周年を迎えるＭＡＸが「Ｒｉｄｅ　ｏｎ　ｔｉｍｅ」、ＤＡ　ＰＵＭＰが「Ｕ．Ｓ．Ａ．」、島袋寛子が「ＰＲＡＹ」、知念里奈が「Ｗｉｎｇ」、輝叶が「ＩＣＹ」といった代表曲を次々披露した。正幸氏からの「やるからには全力投球」「自分の殻を破って１２０％」という教えを胸に、パワフルなパフォーマンスを見せつけた。

　次世代を担う新人も見参。昨年８月デビューのＮｅｉｌ（ニイル＝１３）は「昨日に大谷選手がホームランを打った。その大谷選手くらい一発かましたいと思います！」とメジャーリーグで大活躍の大谷翔平選手に刺激を受け、ソロステージへ。自身が所属する同日デビューの新グループ「Ｂ．Ｂ．ＷＡＶＥＳ」としても出演し、デビュー曲「Ｆｕｎｋｉｆｙ　Ｙｏｕ」を歌唱。宣言通りの堂々たるパフォーマンスでその名を知らしめた。

　３時間超にわたるライブの最後は、ＳＰＥＥＤ「Ｈａｐｐｙ　Ｔｏｇｅｔｈｅｒ」を出演者全員で大合唱締め。ＭＡＸが１０月１３日に沖縄コンベンションセンターでライブを開催することも発表された。観客５０００人の大歓声とともに幕を閉じた。