小倉智昭さんお別れの会 参列者の目に涙 菊川怜「良い笑顔だった」二宮和也「もうお父さんでした」
昨年12月に膀胱がんのため77歳で亡くなったキャスターの小倉智昭さんのお別れの会が17日、東京・南青山のジャズクラブ「ブルーノート東京」で行われた。司会はフジテレビ系情報番組「とくダネ!」で長年共演した笠井信輔アナウンサー(61)が担当し、700人以上が参列。嵐・二宮和也(41)は目を潤ませ、タレント・菊川怜(46)は涙をこらえきれず、小倉さんとの最後の別れを惜しんだ。
別れの舞台に選ばれたのは、小倉さんが学生時代から足しげく訪れたゆかりの場所。お茶の間を明るく盛り上げてきた小倉さんを明るく見送ろうと集まった参列者からは、自然に涙がこぼれた。
場内には小倉さんが学生時代に結成し、ボーカルとベースを務めたバンド「Memory of Future」の貴重な音源が流れ、終始和やかなムード。自らを「小倉さんの一番弟子」と紹介した笠井アナは「小倉さんはスタジオでは厳しい物言いが得意でしたが、実のところ繊細で寂しがり屋な部分もかなりあった」と明かし、「忘年会、旅行会とにぎやかな事がとても大好きだった小倉さん。今日はできれば明るく送って差し上げたい」と笑顔で続けた。
それでも、長年「とくダネ!」で小倉さんと共演した菊川は、涙をこらえることができなかった。「遺影がすごい良い笑顔だった」と精いっぱいの笑顔で語りつつ、「芸能界で関わった方でこれだけの近さで接してもらったのは小倉さんだけ。近すぎて常にそばにいる得体の知れない感じ」と述懐した。
1999年、嵐のデビュー会見をハワイで行った際に同番組で小倉さんから生中継インタビューを受けてからの深い関係がある二宮は「笑って送れたのかなと思ってます」と説明。それでもその目には、涙が光っていた。小倉さんが嵐のコンサートにもしばしば来場していたことも明かし「もうお父さんでした」としみじみ。「今の芸能界をどう見えているか分からないけれども、小倉さんには怒られないように頑張って働きます!」と背筋を伸ばした。
弔辞は小倉さんと40年来の仲で親友である俳優・寺尾聰(77)とタレントのデーブ・スペクター(70)が読んだ。寺尾は「誰よりも心遣いがあって、優しくて、頑張り屋で力強い男でした。素晴らしい友達でした。小倉智昭くん、じゃあ、またな」と振り絞った。
デーブは弔辞を読むのは初だったといい、2週間かけ準備したと告白。そのかいあってか「多分、天国で『なんでデーブに頼んだんだよ!』ときっと言ってると思う」などと自虐交じりに読み上げ、旅立った友へ別れを告げた。
祭壇は、ファッションに強いこだわりを持ち、特にジーンズを好んで愛用していた小倉さんらしく、ジーンズの質感をイメージしたデザインで作成。多趣味な小倉さんを表現するようにいくつものギターや、ゴルフクラブセット、長年応援し続けていたプロ野球・西武のユニホーム、愛用していたカメラなど、多彩なコレクションで彩られた。中央には、実際に飾られた白のベースを手にほほ笑む、23年に撮影された写真が遺影として飾られた。
◆主な参列者 二宮和也、寺尾聰、竹下景子、関口照生、山下真司、西口文也、栗山巧、デーブ・スペクター、菊川怜(順不同、敬称略)
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