「べらぼう」尾美としのり「どこいた?」演出に感謝、現場では「なるだけ映らないように」顔の角度まで工夫

 NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜、後8・00)の第12回が23日に放送され、俳優・尾美としのり(59)演じる平沢常富/朋誠堂喜三二がフォーカスされた。これまでクレジットはあるものの登場シーンが一瞬で「どこにいた?」と騒動になっていたが、ついに本格参戦。「オーミーをさがせ!」現象を本人はどう感じていたのか。このほど、尾美が取材に応じた。

 平沢は江戸在住の外交官であり当代一の覆面戯作者。公式サイトでは「のちに蔦重にとって最高かつ最大の協力者となる」と説明されている…のだが、出演1秒ほどの回もあり、前週まではセリフがあっただけで騒ぎになっていた。

 演じる側としてはどんな心持ちだったのか聞くと、真っ先に感謝を口にした。「こんな出し方をしてもらって『ありがとうございます!』ってくらい。洒落てるなって。タイトルに名前が出て、親戚なんか喜ぶんですよ、大河。『見る見る見る!』って言って、今のところなんの連絡もない」と笑った。

 現場では「なるだけ映らないようにした方がいいよね」と顔の角度にまでこだわり、見切れ芸を楽しんだ。メーク、衣装には2時間かかるが「常連ぶっていろんな人としゃべったり、遠いところでちょこちょこ芝居はしてるんですけど、撮られてるかはわからない」状態だったという。

 放送には映らずとも、インテリで遊びもスマートな洒落者として画面の外で生き生きと存在し「吉原にいつも出入りをしている人だってわかればと、それだけを楽しみにやってましたね」と振り返った。

 役作りのため、遊郭をテーマにした落語・郭話(くるわばなし)を聞き込んで江戸弁を勉強。歌舞伎俳優・中村吉右衛門さんの勧めで時代劇の際には20代からふんどしを締め、舞台となる時代の空気感を身に染みこませている。

 満を持して蔦重とタッグを結成。「-さがせ!」ロスの声もあるが「もう『さがせ!』は終わった。SNSで騒ぎになっているんで、プレッシャーというか、ちゃんと出たらつまんないなってならないように。お祈りですね」とニヤリだった。

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