俳優の酒井敏也が２５日、日本テレビ系「踊る！さんま御殿！！」で、現在出演中の人気ドラマの裏話を明かした。

　酒井は、スキンヘッドの頭に前髪がトレードマークだったが、「もう（髪の毛が）ないからいいかなって」と昨年５月に、その前髪もカットしてしまったという。

　すると「この間、屋台のラーメン屋さんの役をやった。人通りの多い所でロケをしたんですけど、ロケに行くたびに一般の方が必ずぼくのところにやってきて『ラーメンやってますか？』って」と、酒井を役者と分からない人が、ラーメンを求めて声をかけてくると打ち明けた。

　酒井は現在放送中のＴＢＳドラマ「クジャクのダンス、誰が見た？」で、ヒロイン親子が通っていた屋台のラーメン店主を演じていた。ニットの帽子姿で、前かけ姿もよく似合う。だが、ヒロインに近づいた弁護士の毒牙にかかり、自殺に見せかけて殺されてしまう。屋台のラーメンは大通りに面した場所で、ドラマに映るたびに、確かに多くの人が往来していた。

　「役者として完璧やねん」と明石家さんまは励ますも、酒井は「でも、スタッフさんもいっぱいいるし、機材とか運んでカメラもあるし。本当に役者としていいか分からないが、本当に気づかれない」とぼやいた。

　だが、違うシーンで、前髪を付け毛し、大きな公園でロケをした際には、「多くの人に『酒井さんだ！』って。やっぱりここ（前髪）が大事だなって」と実感。そこで気功をやっている友人が「髪の毛が欲しかったの？」と言って頭部に気功を施したところ、うっすら毛が生えてきたといい、後ろに座っていた竹内由恵アナも「それで生えてるんだ！」と大興奮していた。