宝塚歌劇団は２７日、星組次期トップスターに暁千星（あかつき・ちせい）、次期トップ娘役に詩ちづる（うた・ちづる）が決定したことを発表した。お披露目公演は９月２７日初日の全国ツアー公演『ダンサ　セレナータ／Ｔｉａｒａ　Ａｚｕｌ　－Ｄｅｓｔｉｎｏ－（ティアラ・アスール　ディスティーノ）２』（１０月２４日まで）となる。

　暁は２０１２年に９８期生として首席入団。同年４月の宙組公演『華やかなりし日々』で初舞台を踏んだ。月組配属後、４回の新人公演主演を務め、１７年『Ａｒｋａｄｉａ－アルカディア－』ではバウホール公演単独初主演を果たした。９８期生としては初のトップとなる。

　２２年に星組に組替え。２３年『１７８９－バスティーユの恋人たち－』では、現星組トップ・礼真琴の体調不良による休演により主人公の代役を務めた。

　暁が最も近い所で支えてきた礼は、宝塚大劇場で４月１９日開幕の『阿修羅城の瞳／エスペラント』の東京宝塚劇場千秋楽の８月１０日付で退団する。

　詩は１９年に１０５期生として入団。同年４月の宙組公演『オーシャンズ１１』で初舞台。その後、月組に配属し、２１年に星組に組替えされた。１０５期からは花組の星空美咲に次ぐ２人目のトップ娘役就任となる。