中居正広氏と女性のトラブルに端を発した問題で、フジテレビは３１日、第三者委員会の調査報告書を公表した。女性は当時フジテレビのアナウンサー（Ａアナ）だったと明らかにした。夕方に第三者委員会が、続いてフジ清水賢治社長が会見した。

　報告書では、中居氏とＡアナのトラブルは２０２３年６月２日、中居氏の所有マンションでの会食で起こった。中居氏からは７月１２日にフジ側に電話でトラブルになっている旨の相談があった。

　中居氏とＡアナをつないだ幹部Ｂ氏とＪ氏に「至急相談したい」と電話があり、概略が伝えられた。

　翌７月１３日にＢ氏Ｊ氏が中居氏の事務所を訪ね、中居氏から「（Ａアナと）その後連絡を取り合っているうちに、女性Ａが自分にだんだんとよくない感じを向けていることが分かった」旨が伝えられた。

　中居氏はＡアナの心身回復のために協力してほしいと依頼。「内内で」と述べて口外しないように要請した。

　報告書では、その同１３日夜にＢ氏と中居氏がショートメールでやり取りした内容が記された。

　中居氏→Ｂ氏「また、連絡があり、摂食障害と鬱で入院。やりたい仕事もできず、給料も減り、お金もなくあの日を悔やむばかりと」とあり、最後に「見たら削除して」。

　Ｂ氏→中居氏「なかなかですね、、私から無邪気なＬＩＮＥしてみましょうか？？」。

　その後、中居氏は再び相談したいとし、同１７日の番組終了後にも相談。

　第三者委は、Ｂ氏は中居氏からの要請に基づき、ショートメールを削除していたが、携帯電話内にデータが残っていたため、同委員会のフォレンジック調査により保全したとしている。