西川きよし 長年続けるあしなが学生募金活動に参加「目玉の恩返しですわ」

 タレントの西川きよし(78)が11日、大阪市中央区・なんば広場で行われた「第109回あしなが学生募金 関西オープニングセレモニー」に参加した。

 19日から開始される「春のあしなが学生募金」は、募金の2分の1を日本国内の病気・災害・自死遺児と、親に障がいのある子どもの奨学金に。2分の1をサブサハラ・アフリカ49カ国の遺児の高等教育支援費として、あしなが育英会に寄付する。

 1986年、ある遺児学生からの「学生募金を応援に来てください」という手紙がきっかけで、以来ほぼ毎年ボランティアとしてあしなが学生募金に参加している西川。なんばグランド花月での出番と出番の合間に学生たちの元に駆けつけた。

 街頭に立った西川は「西川きよしでございます。私も3人の子どもがおります。ある日突然、災害や交通事故などでお父さん、お母さんを亡くした学生のために、よろしくお願い致します!」と声を張り上げ、募金者には「おおきに。大切に使わせていただきます」などと語りかけた。

 活動直前には街頭をゲリラ豪雨が襲い開始が予定より数分遅れたが、なんと西川の到着とともに快晴に。そして自身の演説が終わった途端に再び雨が降り出すと「びっくりしました。天気にはついてるんですわ」と晴れ男ぶりをいかんなく発揮し、驚くべき神通力を見せつけた。

 80歳を前にしても長年精力的に活動を続ける原動力として、西川は「(子どもの頃)貧しかったからですよ。自分が高校に行きたいなと思った時に父親が病気になったので、(遺児たちの)気持ちがよく分かる」と自身の過去を振り返り、「鶴の恩返しならぬ、目玉の恩返しですわ」と充実の表情で語っていた。

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