山田洋次監督もビックリ 「男はつらいよ」の主人公・寅次郎と名付けられた彗星が展示
山田洋次監督(93)が11日、東京都葛飾区内で「葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアム リニューアル式典」に、自らが手がけた映画「男はつらいよ」シリーズの主人公・車寅次郎の妹役を演じた女優倍賞千恵子(83)とともに参加した。
葛飾柴又寅さん記念館は1997年11月、山田洋次ミュージアムは2012年12月に開設され、2025年3月末時点での両施設の累計入館者数は約536万人となった。今回のリニューアルに、山田監督は「とても感謝している。何が人間にとって幸せか、寅さん、寅さんの家族を通して考えることができるような、そんな場所としてこれからも発展してほしい」と思いを語った。
倍賞は「私は時々、『まだひょっとして撮影が残ってたんじゃないかな』って、(柴又から)帰って『来月からまた撮影があったのかな』と思う時もある」と熱い思いを語りつつ、「柴又で寅さん会館が続いていけるのも町のみなさんの力だと思います」と感謝した。
リニューアルとして、NASAによるスターダスト計画により地球に持ち帰られ、「TORAJIRO(寅次郎)」と名付けられた彗星(すいせい)の塵が展示されることとなった。これには山田監督は「寅次郎と命名されたことがとても光栄」と笑顔だった。
