my fav 6人で目指す「武道館」 川又あん奈と田中美帆は2度目の挑戦「もう一度アイドルをやろう」
アイドルグループ「my fav(マイファブ)」が、1st配信アルバム「My favorite songs!!」に続き、14日からは8thシングル「犬ペンギン。」を配信開始した。メンバーの川又あん奈(22)、黒瀬梨花(20)、園田一花(18)、田中美帆(22)、西村瑠香(23)、古松華(18)の6人が新体制として始まった活動への思いを明かした。
同アルバムはグループの過去楽曲を新たに6人編成で再録し、新体制ならではの魅力を詰め込んだアルバム。さらに、これまでライブ会場でしか聴くことのできなかったユニット曲も収録され、ファン待望の一作となっている。西村は「かっこいい曲から、かわいい曲まで幅広い楽曲をいただいてる。ギャップを見ていただけたら」とアピールし、園田は「ライブにも来てほしい」と呼びかけた。
同グループは新生ラストアイドルとして7人でデビューした。その後、3人が活動辞退し、my favに改名。同年9月には川又と田中が途中加入し、新体制となった。当時は改名することで話題にもなったというが、古松は「そこから注目度が薄れていった。そこがこの1年はちょっと苦しかった」と率直な心境を語った。
それでも、グループとして「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」への出演やラジオのレギュラーなど活動の場を着実に広げてきた。成長を後押ししたのは途中加入の2人の存在もあった。川又と田中はSTU48で活動していた経験もあり、メンバーが減ってしまっていたグループを前向きに変えた。
STU48を卒業後、大学生だった川又は再び表舞台に戻ることについて「受け入れてくれたメンバーとファンに感謝したい」という。「大学を卒業した後にやりたいことは何かと考えた。ちょうど(my fav加入の)お話をいただいて、家族とも話してもう一度アイドルをやろうと決めた。ファンの皆さんと一緒に夢を目指せるってすごいすてきなことだと思った」。ステージを離れたからこそよりアイドルの魅力を実感した。
専門学校に通っていた田中は就職活動までしたところで再びの挑戦を決めた。「アイドルをやっていた頃が楽しかったという思いもずっと心の中のどこかにあった。アイドルは永遠にできるものではない。このタイミングで声がかかったということは、今行くしかない」と決断した。
受け入れたオリジナルメンバーの4人も納得し歓迎している。黒瀬は「(メンバーが抜けて)4人でこの先どうなるんだろうって不安だったところで、私たちと一緒にアイドルをやりたいと思ってくれたことが何よりうれしかった。経験者の2人が入ってきてくれて光が見えた」と喜び、園田は「人と仲良くなるのにすごく時間がかかるタイプなので、新メンバーが入ってくることに不安もあったけど、2人とも優しくてパフォーマンスもすごい。入ってきてくれてうれしい」と受け止めた。西村は「グループにまとまりが出た」と語り、古松は「2人はステージ経験もすごくてテレビにも出ていた。まず人としてお姉さん。教わることばかり」と慕っている。
複雑な経過をたどったからこそ一つとなったグループ。現在は小規模なライブハウスでの定期公演を続けており、最終目標は「日本武道館」と力強く宣言した。黒瀬は「やっぱり大きなステージに立ちたい」と力を込め、古松は「今、たくさんいるアイドルの中で選んでいただけるようになりたい」と決意。競争の激しいアイドル界を勝ち抜いていく。
