大統領選挙で韓国アイドル緊迫 ポーズや衣装カラーで「特定政治家支持」の誤解を回避 緊張状態と現地報道
韓国では3日午前より、第21代大統領選挙の本投票が進行される中、芸能界では一部のスターたちが、政治色論争で緊張状態に陥っていると、現地メディアのイーデイリーなどが報じた。
これに先立ち、aespa(エスパ)のカリナが胸元に大きな「2」とあるジャケットを着用した写真をSNSに投稿し、物議をかもした。その後、写真を削除し「そのような意図はなかった」と謝罪に追い込まれた。
今回の大統領選挙では候補者が8人おり、保守系与党「国民の力」のイメージカラーは赤で、最大野党「共に民主党」は青をイメージカラーにしている。そのほかの候補者たちも、それぞれが決めたイメージカラーを身に着け、選挙活動を行っていた。
そのため、多くの有名人が服装の色あるいは、ポーズが政治的な色や特定候補支持の表現として、誤解を受けないよう神経を使っているという。特に、ファン層がひときわ厚いアイドルたちは今回の選挙に際して、指を使ったポーズ(1から8の候補番号)に、より注意を払っているようだと伝えた。
5月19日に新譜をリリースしたRIIZE(ライズ)は、ファンとの対面サイン会を開催。この時、メンバーのウンソクが無意識にサムズアップポーズを見せると、ショウタロウが親指をしまい拳に修正、アントンも両手でブイサインを作り、慌てて手を下ろすなど、切ない笑いを誘ったという。
BTSのJ-HOPEは、SNSで事前投票所を背景に認証ショットを掲載。オールブラックの衣服と、特定の数字を連想させるような誤解を遮断し、注目を集めたという。また歌手で女優のIU(アイユー)も、候補者に該当しないシャツを着て、事前投票の認証ショットをSNSにアップし「政治色論争の可能性を排除している」と話題となった。
