リリー・フランキー、12歳女優に人生論「なるべく注目されないように」「グレたりしないでね」
俳優の鈴木唯(12)が3日、都内で行われた主演映画「ルノワール」(20日公開)のジャパンプレミアにリリー・フランキー(61)や石田ひかり(53)らと登壇した。
同作は、第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、海外の有力紙にも大絶賛された。同映画祭が選ぶ注目すべき10人の才能の中に鈴木は選ばれ「よくは分からないけど、すごいなと思う」と12歳らしく受け止めた。
すかさずリリー・フランキーは「でも注目なんかされると大変なわけよ」と持論を展開。「なるべく注目されないように生きていくのがいい。世の中で注目されている人は息苦しそうに生きているじゃないですか」と12歳に向かって話し、さらに「あまり注目されて、グレたりしないでね」というと、鈴木は「グレたりしないですよ」と笑顔で否定した。
同作は80年代後半の夏、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの物語。鈴木は主人公・フキに多数の候補者の中からオーディションで抜てきされた驚異の新人。撮影当時は役と同じ11歳だった。同映画祭で初のレッドカーペットを歩き「一言で言わせてもらうと感無量。一生の思い出になる」と喜びを語った。
