逮捕の中村鶴松容疑者、来月に「舞鶴」襲名控えていた…一般家庭出身「リアル国宝」と話題に
歌舞伎俳優の中村鶴松容疑者が器物損壊の容疑で現行犯逮捕されていたことが19日、分かった。鶴松容疑者は18日未明、飲食店の出入り口ドアを蹴り壊した疑いが持たれている。
鶴松容疑者は2000年に初舞台。一般家庭の出身で、SNSでは「リアル国宝」と話題にもなっていた。「中村勘三郎というスターにあったというのが一番」と「一番すてきで、愛があって、この人に褒められるためにやっていこうという感じですね」とし、05年には第18代中村勘三郎に目をかけられ、中村屋の部屋子となった。
来月に行われる「猿若祭二月大歌舞伎」で、初代中村舞鶴を襲名し、幹部昇格することも決まっており、13日には、中村勘九郎、中村七之助とともに会見に登場。2月の幹部役者への昇格については、鶴松容疑者自身が自ら申し出をしていたといい「去年の1月に新春浅草歌舞伎が終わった時に、勘九郎の兄の自宅へあいさつに行き、そこで自分の口から幹部に昇進したいですと直接伝えた。そこから動いてくださるようになった」と語っていた。
その理由について「部屋子という立場で、血(血縁)も無いですし、生まれた家、血が無いというだけで差別、区別されて悔しい思いというのはしてきた。ありがたいことに役としては幹部さんがやられているような大きな役を務めさせていただいて。同等のことをしているのにもかかわらず生まれだけで、この差は何なんだろうと。悔しい思いをしてきた。そういう血の無い役者の苦しみがあるということを(勘九郎に)伝えて、30歳の良い節目だし、いいんじゃないかと」と説明していた。
高校卒業後には早大に進学。「両親が特に行かせたかったというのがあると思うし、どうせ行くなら良いところに入っておきたいと。一般家庭出身でどういう心情の変化があるか分からないし、歌舞伎が嫌いになることもあるかもしれない。そういった時に1個でも武器になるものがあって損ではないので」と経緯を説明した。
今回の舞鶴襲名で、京都府舞鶴市の鴨田秋津市長もXで「中村舞鶴さん誕生。舞鶴市長として、こんなに嬉しいニュースはありません。舞鶴市でも大きな話題となっています」などと祝福コメントをアップしていた。
