小学館が被害女性に謝罪「会社としての管理監督責任を痛切に感じております」今後は「会社の使命を熟慮」

 小学館は9日、同社マンガワン編集部が男性漫画家の性加害を把握していながら、別のペンネームで新連載の原作者に起用していた問題で、被害女性への謝罪コメントを公式サイトで発表した。

 サイトでは加害者を別のペンネームで再起用したことについて「女性の人権を蔑ろにした行為であり、会社としての管理監督責任を痛切に感じております」と謝罪したうえで、女性が謝罪を受け入れたことに対して「心から感謝申し上げます」と表明。今後は「社としてあらゆる人権を尊重する責任を果たすために、今後様々な取り組みを行いますことをお約束いたします」としている。

 【コメント全文は以下の通り】

弊社は2026年3月5日、弊社媒体「マンガワン」にて作品を掲載しておりました山本章一氏の被害に遭われた女性に、謝罪の機会を頂戴しました。

 弊社の謝罪を受け入れていただきまして、心から感謝申し上げます。

その場で賜りましたご意見を真摯に受け止め、社としてあらゆる人権を尊重する責任を果たすために、今後様々な取り組みを行いますことをお約束いたします。

 2020年2月、「マンガワン」にて掲載の『堕天作戦』作者である山本氏が児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)容疑で逮捕されました。会社としてはその事実を把握した時点で連載中止を指示いたしましたが、マンガワン編集部は、2022年から、山本氏を別のペンネームに変更して、新連載『常人仮面』の原作者として起用しておりました。

 山本氏より性的被害に遭われた女性は、事件後、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症し、いまなお続く苦しみの中におられます。本来であれば、まず第一に被害に遭われた女性の心情を慮らなければならなかった事態にもかかわらず、全くなされておりませんでした。

 加害者である山本氏を別のペンネームで再び起用したことは、女性の人権を蔑ろにした行為であり、会社としての管理監督責任を痛切に感じております。

 3月5日、弊社取締役らが被害女性の代理人弁護士の事務所に謝罪に伺わせていただき、弁護士の電話を通じて被害に遭われた女性に万謝の意を表しました。

 その場において、女性には以下のお詫びを申し上げました。

・女性がPTSDで苦しんでいらっしゃるのにもかかわらず、山本氏を別のペンネームに変更して新連載の原作者として起用したこと。

・この件について、会社の管理監督体制に問題があったこと。

・小学館では、ただちに第三者委員会設置を決定し、事実を把握した上で、原因の究明、再発防止の提言を得たうえで、会社が果たすべき必要な取り組みを行うこと。

 また、代理人弁護士からは、女性が「次なる被害者を生み出してはいけない」と強く願っているとお聞きいたしました。女性の切なる思いに寄り添うために、弊社は、性加害、性搾取、あらゆる人権侵害を決して許さず、人権尊重は企業が社会の一員として活動するうえでの最重要課題との認識のもと、今後の会社の使命を熟慮してまいります。

 現時点までにおいて、第三者委員会の設置及び、人権ポリシーの策定と公表、社内での人権セミナーの実施を決定しております。また、第三者委員会の提言を真摯に受けとめ、人権侵害が二度とおきないように、再発防止策を具体的に進めてまいります。

 改めまして、被害に遭われました方に謹んでお詫び申し上げます。

 また、読者の皆様、弊社各媒体でご執筆いただいている作家の皆様、お取引先様、関係各所の皆様に深くお詫び申し上げます。

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