巨人・阿部監督の辞任で心配されること 山田美保子氏コラム
【山田美保子のミホコは見ていた!】
「読売ジャイアンツの阿部慎之助監督を現行犯逮捕 暴行容疑で警視庁」
25日午後10時過ぎの速報から、証拠隠滅や逃亡の恐れがないとして26日午前0時10分に釈放。同日午前、山口寿一オーナーへ辞任を申し入れ、受理されるまで半日。阿部前監督は「伝統ある巨人軍の監督の名を汚した」と会見で謝罪した。「自宅」で「18才長女に」という第一報に驚き、衝撃を受けたファン、多数。街頭インタビューでは、「阿部監督は選手に厳しい練習をするイメージがあった」「でも人望はあった」と人柄に踏み込んだ声もあがっていた。
さらに、児童相談所から110番通報が入ったことには当初、多くの人々が違和感と疑問を抱いた。相談歴、つまり以前から家庭内で虐待があったのではないかという可能性を疑う声は一部の識者からもあがっていたものだ。
果たして26日、明らかにされたのは、父親から暴行を受けた長女が「チャットGPT」に聞いたところ児相への通報を勧められたことだった。
その事実が解った途端、今度は家庭内暴力の事案を長女が“チャッピー”に相談したことに様々な意見があがり始めた。イマドキだと言われれば確かにイマドキだし、その一方で、AIカウンセリングの危険性や盲点を唱える人たちも少なくない。だが、結果、児相から警察へ繋がったことに対しては、父親と娘の体格差を考えれば「スピーディーに動く必要があった」、「通報は賢明だった」「相談をためらわないでほしい」との声もある。
そして監督辞任については、「こんな形で野球人生の幕が下りるとは残念だ」が代表的な意見。いずれにせよ今後しばらくは世間の注目を集めてしまうことになるだろう。
とは言え、今後この家族が世間のさまざまな声に翻弄されるようなことがあってはならない。今日とか明日とかいうのは難しいかもしれないが、家族の関係を見直し、一日も早く再生し、進んでいくべきだ。
有名人の家族とは言え、娘さんたちは一般人。会見で代理人から代読された長女からの手紙にもあったように、家族への二次被害は想像に難くない。
今回の報道で、「見守る」「応援する」とする識者も少なくなかったのだが、当該家族としてみたら、「そっとしておいて」が本音だろう。こうして記事を書いていることにも正直、葛藤があるが、件の手紙で、父親との間で過去にトラブルがなかったと解り、救われた。そっと見守り、そっと応援したいと思う。
