市川染五郎 父・松本幸四郎を「徹底的にマネしようと、そっちに徹した役尽くりをした」と打ち明ける 「鬼平犯科帳 本所の銕/密告」舞台あいさつ

 歌舞伎俳優の松本幸四郎(53)、市川染五郎(21)親子と俳優の駒木根葵汰(26)が9日、都内で、人気時代劇シリーズの最新作「鬼平犯科帳 本所の銕(てつ)/密告」(10日公開)の特別先行上映記念前夜祭の舞台あいさつを行った。

 幸四郎が鬼平こと火付け盗賊改方長官・長谷川平蔵役を叔父の二代目中村吉右衛門さんから引き継いだ作品の第8弾と第9弾で、染五郎は平蔵の青年時代・銕三郎役。駒木根は各エピソードで一人二役を演じた。

 幸四郎は「2作品を見て泣きました。それぐらい素晴らしい作品だと思いましたし、参加できたことへのうれしさで涙した。昨年にも増してさらにパワーアップした『鬼平犯科帳』になったのではないかと思います」と仕上がりに自信満々。

 「銕三郎をやってる市川染五郎さんという人をはじめ、若い役者がすごく成長したのをすごく重ねて、感動の一つでありましたね」と、ユーモラスに付け加えた。

 「本所の銕」は染五郎が主演。2024年の「本所・桜屋敷」と「血闘」から2年ぶりの登場となった染五郎が「『鬼平犯科帳』主演!市川染五郎です」と胸を張れば、幸四郎は「『本所の銕』の主演だからね。『鬼平犯科帳』の主役は…(自分)」と訂正。染五郎が「長谷川平蔵を演じられた松本幸四郎さんもさっきおっしゃられていましたけど」とやったり、ツープラトンで駒木根をいじったりと、親子仲の良さを随所に発揮した。

 染五郎は今回の役作りについて「前回よりも、作品の時の流れ的にも少しは平蔵に近づいてるのかなと思いましたし、自分自身も年齢を重ねていますから、平蔵になるまでのグラデーションみたいなものを前回よりも見せたいなと思いまして」と前置きし、「今回はあえて父のマネをしようと思って、父の過去の鬼平を改めて見て、しゃべり方とかセリフ回しとか、歩いてる時立っている時の体つきとかを徹底的にマネをしようと思って、そっちに徹した役作りをした」と明かした。

 前回は「意識はしましたけど、どちらかというと大おじの吉右衛門から引き継ぐという意味合いも大きかった」といい、今回は「父の鬼平という認識で出させていただきましたので、父が演じる平蔵の若い頃ということをより強く意識して役作りをしました」と補足した。

 幸四郎は「実は今年も5月、6月で新たな『鬼平犯科帳』を撮影して参りました」とさらなる新作の撮了を明かし「2桁に乗りまして、これからも続けられるように一つ一つの作品を大事に勤めて参りたい。まだまだ鬼平はさらにさらにグレードアップして参ります」と宣言していた。

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