ずとまよ 史上初の平城京ライブ成功!奈良時代をイメージしたステージセット&演出で6・5万人を熱狂
音楽バンド・ずっと真夜中でいいのに。(ずとまよ)が11日、奈良・平城宮跡歴史公園中央区朝堂院特設野外会場で、アリーナツアー「LEGACY ZOMBIE LABO」の続編となる特別公演「文禍伝雷」を行った。作詞・作曲・ボーカル・ギターを担うACAね(あかね)による、特定の形をもたない次世代アーティスト。奈良県の全面協力の下、史上初となる平城京ライブが実現した。10日と2日間で6・5万人を動員し、自身最大規模となる規格外のライブを成功させた。
すすきが揺れる夕刻の平城京。復元された大極門などを背景に、奈良時代当時をイメージしたステージセットが設置された。雅楽に導かれ、姿を見せたACAねは「ずっと真夜中でいいのに。です」と透き通った声であいさつ。1曲目に「地球存在しない説」を届け、1300年の歴史を誇る古都に歌声を響かせた。
ずとまよは、2018年6月にYouTubeにMVを投稿した「秒針を噛む」で話題を呼び、同11月にメジャーデビュー。透き通ったハイトーンの歌声に加え、独自色のある言語感覚やアニメーション表現で人気を集め、楽曲総再生回数48億回を突破。顔を出さないスタイルという謎めいたところも魅力の一つだ。
昨年の大阪・関西万博での特別公演など、文化や歴史に目を向けて活動を続けてきた。平城京ライブをきっかけに、これらに興味を持ってほしいという願いから、今回のライブを構想。関係各所と遺構や施設を守るための対策を重ね、2月に事前の音量テストが実施された。万全な準備の末、本番当日を迎えた。
人気曲「あいつら全員同窓会」「正しくなれない」をセットリストに盛り込み、20曲目までMCなしで全力疾走。ACAねは「同じ時代に同じ場所で同じ経験値があるということはすごく尊いこと」と共有する喜びを確認し、「こうして土の上に立って、過去の上に立っている。土の湿ったにおい、風、温度、虫の音」と情景をかみしめた。
8日にゲリラリリースされた新曲「あかねさす頃」でラストを飾り、全22曲のステージを完走。「手作り過ぎる文化祭で電波がつながらないという不便もあったと思う。でもこの場所に来てくれて、会ってくれて、本当に本当にありがとう」と感謝を伝え、2時間の宴を締めくくった。
