ネットフリックス 人気ドラマの描写巡りモデルから訴えられる 5・5億円訴訟に

 ネットフリックスが、人気ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』での描写を巡り、題材となったチェスプレーヤーから訴えられている。グランドマスターのタイトルを持つノナ・ガプリンダシヴィリは、ジョージア出身であるにも関わらず、劇中で自身が基になっているはずのキャラクターがロシア人という設定にされ、「男性を負かしたことはない」と言われていることで、名誉毀損などでネットフリックスを提訴、500万ドル(約5.5億円)を求めている。

 RadarOnline.comが入手した訴状では、母国ジョージアで愛される存在であり、世界でも有数の男性チェスプレーヤーに勝利していることが主張されている。

 ドラマの原作となっているウォルター・テヴィスによる同名小説では、架空のアメリカ人チェスプレーヤー、エリザベス・ハーモンを主人公に、実在のプレーヤーを織り交ぜながらストーリーが語られており、最終回に登場したロシア出身グランドマスターとの対戦の際、コメンテーターが「ノナ・ガプリンダシヴィリもいますが、彼女は女性ワールドチャンピオンであり、男性と対戦したことは一度もありませんからね」と言うシーンがあった。

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