人気歌手や有名ロックバンドのMVが北米のYouTubeでブロック「あなたの国ではご利用できません」と表示

 歌手のアデルや米ロックバンドのニルヴァーナのMVが著作権の争いを理由に北米のYouTubeでブロックされた。YouTubeはライセンス会社SESACとの契約更新に合意せず、ニルヴァーナの『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』を始め多くのMVがアメリカで再生できない状態に、視聴者には「このビデオにはSESACのコンテンツが含まれています。あなたの国ではご利用できません」と表示される状況だ。

 YouTubeはバラエティ誌にこう声明を発表している。「私たちはSESACと既存の契約を更新するために誠実に交渉を重ねてきました。残念ながら私たちの最善の努力にも関わらず、契約期間満了前に衡平的な合意に達することはできませんでした。私たちは著作権を非常に重視しており、その結果SESACが代表のコンテンツはアメリカ国内では利用不可となりました。SESACとは積極的に話し合いを続けており、できるだけ早く新たな合意に達することを私たちは望んでいます」

 今回の件で、グリーン・デイ、マライア・キャリー、ケンドリック・ラマー、R.E.M.など何百もの動画が影響を受けている。

 一方TikTokとユニバーサル・ミュージック・グループは最近、ユニバーサルがAIと著作権に関する懸念により全てのアーティストの楽曲をTikTokから削除、似た状況が発生していた。両者は5月に合意に達し、TikTokは「UMGのソングライターとアーティストへの報酬の改善、彼らのレコーディングと楽曲の新たなプロモーションとエンゲージメントの機会を設け、生成AIに関して業界をリードする保護を提供する」とした。

 バイトダンス社が所有する同プラットフォームは、「TikTokによる成長中のeコマース機能を活用した新たな収益化の機会」を約束、ジャンルや地域を超えてUMGのアーティストをグローバルにサポートしつつ楽曲がサイトに復帰することに合意した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

海外スターバックナンバー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス