「ボクシング・４団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」（５月６日、東京ドーム）

　井上尚弥が持つスーパーバンタム級４団体統一王座に挑むルイス・ネリが２１日、来日した。

　試合発表時の会見では、殊勝な態度を見せていたが、この日の取材応対では、らしい発言も。「私は井上選手にまさっている」「ＰＦＰ（パウンド・フォー・パウンド）１位とは思わない」などと言い放った。“いい選手”という意味でチャンピオンをリスペクトしているとしつつも「彼を恐れてはいません。彼をノックアウト（ＫＯ）します」と宣言した。

　自身の体重超過が原因となった日本での無期限出場禁止処分が、今回の試合のために解かれたことも自分自身が「ａｔｔｒａｃｔｉｖｅ＝魅力的」であるからだと語り、ビジネス面も含めて井上陣営をはじめ関係者が正しい選択をしたと語った。

　尚弥戦に勝った後、１試合で引退するという発言が事前に海外メディアで報じられていたことも「おそらくそうだと思う。今年の末には。私がやりたいことは（他に）まだあるから」と認めた。ただ、一方で「５年後も同じことを言っているかもしれません」と報道陣を笑わせる余裕も見せた。