カーナビ当初は使い勝手が悪かった 劇的進化を遂げ“必需品”に
日本生まれの製品や技術は数多いです。令和になろうと、コロナ禍であっても、モノづくりへのこだわりは不変のはずです。デイリースポーツ紙の企画で好評だった「日本生まれのスゴいモノ」を紹介します。今回は“必需品”の人も多い、この2つです。
◆カーナビゲーションシステム
1981年に自動車メーカー「本田技研工業」が世界で初めて発売した。これは、速度センサーから距離を、角度を測るジャイロセンサーから方位を割り出すもので、非常に画期的ではあったものの、使い勝手が悪いという声が多かった。
その後、画面の前に透明フィルムの地図をセットしていたものがデジタル地図に変わり、90年にはGPSを利用した商品が各メーカーで開発された。周辺店舗の表示や目的地までの音声案内など、その後も進化を続けている。今では、カーオーディオとも相まって“必需品”と考えている人が多数になっている。
◆携帯音楽プレーヤー
1979年にソニーが、ステレオカセットプレーヤー「ウォークマン」を発売した。初代はカセットテープに録音した曲を聴くもので大ヒットした。CDやMDを使うものも次々に登場。2001年にはアップル社が小型ハードディスクを搭載した「iPod」を発売した。
その後も、歌詞表示やビデオの再生など進化。以降、デジタル化が進み、ストリーミングサービスの利用人口が増え、誰もが世界中の音楽を持ち歩く時代になった。
(よろず~ニュース/デイリースポーツ)