「カラオケボックス」は船舶用コンテナを改造してスタートした
日本生まれの製品や技術は数多く世界に広がっています。令和になろうと、コロナ禍であっても、モノづくりへのこだわりは不変のはず。デイリースポーツ紙の企画で好評だった「日本生まれのスゴいモノ」を紹介します。
◆炊飯器
自動式の電気炊飯器は、1955年に東京芝浦電気(現在の東芝)が発売した。それまでは炊き上がるまで誰かがそばで見ていなければいけなかった炊飯が自動で行えるとして大ヒット。水の蒸気で炊き上がりを感知しスイッチが切れるシステムで、食生活に革命を起こした。
60年には保温機能を搭載した電子ジャーが松下電器(現在のパナソニック)から発売。88年には磁力線を利用するIH方式が発売され、その後の主流となっている
◆カラオケ
1970年代から飲食店などに置くようになった。82年にパイオニアからレーザーディスクを使用した業務用レーザーカラオケが初登場。映像付きのカラオケが普及し始めた。85年に船舶用コンテナを改造したボーカルスペースが岡山県に誕生し、これが「カラオケボックス」の始まりとされる。
ゲームや採点機能を搭載するなど、年々進化。中国や韓国などアジア諸国をはじめ欧米でも人気は広がり、「KARAOKE」の名で世界的に定着している。
(よろず~ニュース/デイリースポーツ)