「食品サンプル」実は大正生まれ 世界で評価された芸術性、お土産でも人気

 日本生まれの製品や技術は数多く、世界にも広がっています。令和になろうと、コロナ禍であっても、モノづくりへのこだわりは不変のはず。デイリースポーツ紙の企画で好評だった「日本生まれのスゴいモノ」から、そんな2つを紹介します。

 ◆食品サンプル

 大正時代に生まれたとされる。日本人が見慣れない西洋料理の見本を出すため、1917年に植物や病理の模型を製作していた西尾惣次郎さんらが作った。23年には東京・日本橋の百貨店・白木屋の食堂のサンプルを人体生物模型技師だった須藤勉さんが製作した。

 その後、岩崎瀧三さんが岩崎製作所(現在の株式会社いわさき)を創業し、日本で初めて食品サンプルを事業化した。芸術性が高く、海外でも評価され、お土産としても人気がある。

 ◆ランドセル

 背負い式の通学カバンを使うのは世界的にも珍しい日本の文化で、その歴史は江戸時代の末と言われる。西洋の軍隊が荷物を入れていた「背のう」をヒントに1885年頃、官立の模範小学校として開校した学習院初等科で使用が始まった。

 背のうのオランダ語である「ランセル」が変化してランドセルと言われるようになり、1887年には現在のような箱形に。1950年代に入ると全国に普及し、以後、カラフルなものも誕生している。

(よろず~ニュース/デイリースポーツ)

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